希少価値が高いファイヤーキングのターコイズブルーとは？
ファイヤーキングは1941年～86年まで、アメリカのアンカーホッキング社が手掛けた耐熱ガラスブランドです。ミルクガラスを使用したキッチンウェアを幅広く展開し、全米で一大ブームを巻き起こしました。当時は終戦やベビーブームを背景にアメリカ経済が勢いよく成長し始めた時代。安価で耐久性が高いファイヤーキングの製品は家庭やレストラン、ダイナーなどで重宝され、定番アイテムとして普及しました。 そんなファイヤーキングの中でも、とくに希少性が高いアイテムとして人気を博しているのがターコイズブルーです。
1956～58年のわずか3年間しか製造されなかったレアアイテム
ファイヤーキングの特徴と言えば、カラーやデザインラインナップの豊富さ。数多くの種類が生産されてきましたが、中にはごく短い期間しか製造されなかったレアアイテムも存在します。ターコイズブルーもそんなレアアイテムの一つです。 1956～58年の3年間だけしか製造されなかったため、市場に流通したロット数が限られていました。それから60年以上が経った現在ではさらに品数が少なく、年々市場価値が上昇。現在ではコレクターを中心にレアアイテムとして人気が沸騰しており、今後ますます希少価値が高まると予想されます。 ターコイズの語源は「トルコの石」を意味するpierre turquoise。その言葉通り、ファイヤーキングのターコイズも淡い水色のカラーリングが、トルコ石を思わせる神秘的な雰囲気を醸し出しています。どこか上品さを感じさせる仕上がりは実に魅力的。またコレクションとしてだけでなく、普段使いできる万能性もターコイズブルーの愛される理由です。
ジェダイシリーズにはないプレートやボウルが人気
ターコイズシリーズが人気を集める理由として、豊富な形状が製造されている点が挙げられます。ファイヤーキングの定番シリーズと言えば“ジェダイ”が有名ですが、ターコイズにはジェダイでは製造されていないプレートやボウルが揃っており、この形を気に入ってわざわざ買い求めるファンも多いようです。代表的な種類を見てみましょう。 【カップ＆ソーサー】 カップ＆ソーサーはターコイズシリーズの中でも人気が高い形です。やや広めのカップとソーサーの組み合わせは落ち着きがあり、ディナーやティータイムに彩りを加えてくれます。通常のファイヤーキングの商品よりもやや薄手の作りとなっているため、飲み物を注いだときの透け感がより際立つのも特徴。飲み物の色合いとの組み合わせまで楽しむことができます。 【ボウル】 ターコイズブルーのボウルには複数のサイズが存在します。大皿で家族や友人と料理をシェアしやすい「ベジタブルボウル」や、やや薄型でレアアイテムに数えられる「シリアルボウル」。デザートや一人用のサラダボウルとして使い勝手のよい「ベリーボウル」などさまざまです。 どれもターコイズブルーの色合いと美しいフォルムが特徴。見た目にもかわいくファンも多い形です。 【Dハンドルマグ】 ファイヤーキングの代名詞と言えばDハンドルマグ。ターコイズブルーのラインナップにもDハンドルが揃っています。スラリとして美しいフォルムはインテリア性抜群。もちろん普段使いにもおすすめで、リム（飲み口）のなだらかな形状は飲み心地が良く、飲み物を注いだときの透け感を目で見て楽しむこともできます。
First Tripイチ押しのターコイズブルー
旅先で厳選したヴィンテージ雑貨を取り扱うFirst Tripでも、多数のファーストキング商品を販売しています。当店が取り扱うターコイズブルーシリーズの中でもイチ押しなのが「チリボウル/シリアルボウル」です。 ターコイズブルーの淡い青と美しいお椀型のフォルムは実にキュートで、食卓に彩りを加えてくれます。シリアルやサラダ、フルーツなどどんな食材とも相性が◎。耐熱ガラスなのでスープを注いで使用することも可能です。サイズは幅12.5cm、高さ5.5cmと片手で持ち運びができ使い勝手に優れているのもおすすめポイントです。
まとめ
今回はファイヤーキングの中でもレアアイテムとして価値が高いターコイズブルーをご紹介しました。 ターコイズブルーは1956～58年のわずか3年間しか製造されておらず、現存する数が限られています。そのためコレクターズアイテムとして希少価値が高く、人気シリーズに数えられます。トルコ石を思わせる淡いブルーの色合いが美しく、インテリア性も抜群。
またファイヤーキングシリーズの定番である「ジェダイ」では製造されていない形状が揃っているのも、ターコイズならではの魅力です。
First Tripでは、アメリカを中心に旅先で厳選したアンティーク・ヴィンテージ雑貨や、家具・ユーズドシーツなどを販売しています。ファイヤーキングのマグカップも多数取り扱っていますので、お好みの一品をじっくりお選びください。